サイエンス・ダイアログを実施しました

 令和7年7月25日(金)の午後、本校にてサイエンス・ダイアログを開催し、1年生から3年生まで17名の生徒が参加しました。
 今回は、京都大学から、超高速分光による核酸塩基の光化学素過程について研究されているSrijon GHOSH先生と小原祐樹先生をお迎えして、英語で講義をしていただきました。
 専門的な研究内容だけでなく、インドの文化や生活、研究者になった経緯、研究者の実情などについてもお話しいただき、生徒たちは興味を持って講義に参加することができました。
 初めに、スペクトルを用いて光の仕組みを説明していただき、光が持つ波長の違いによってその性質が変わることを学びました。その後、光と物質の相互作用について、光の吸収とエネルギーの観点からプラス面とマイナス面の両方を丁寧に解説していただき、学びを深めることができました。後半は、Srijon先生が研究されている振動分光法についてアニメーションを用いたり、ホワイトボードに図示するなど、分かりやすく説明していただきました。
 講義後には、英語で質疑応答を行い、積極的にコミュニケーションをとろうとする姿が見られました。「光化学的アプローチでDNAについて研究するという点が自分にとっては新しく、新たな視点を得るきっかけとなった。」「光の波が短くなるほど、それが持つエネルギーが大きくなることを初めて知った。エネルギーを得ていない状態でもDNA塩基に多少の動きがあるのにも驚いた。」など、生徒の感想から、学びが有意義であったことが伝わりました。今回は、貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。