令和6年度「統計学研修」を実施しました!
毎年、課題研究の学校設定科目「KoA-Ⅰ」では、高校1年生全員が「統計学研修」を受講しています。今年度も、滋賀大学データサイエンス・イノベーション研究推進センター専任講師の西尾治幾先生をお招きして実施しました。
本研修は、「KoA-Ⅰ」で取り組む課題研究をブラッシュアップさせるとともに、大学における研究のイメージを深めることを目的に、有用なデータ分析の方法(統計処理)やデータの見方・考え方について学ぶものです。今年度は過年度の本校卒業生が実際に行った課題研究を引き合いにしつつ、データ採集や扱い方の基本的な考えに始まり、「カイ二乗検定」「t検定」「線形回帰」の各理論について、実際に数値の分析を行いました。
それぞれの理論は大学レベルですが、西尾先生の丁寧なガイダンスにより、生徒たちは理論に基づき、自らお手本通りの結果を導くことができていました。アンケートの結果からも「ただデータをグラフなどに表すのではなく、そこからの解釈や考察が大事であると学んだ。」「自分で出した結論が本当に正しいものなのかを批判的に注意深く確認するようにしていきたい。」など、生徒たちが研究や数値解析への考えを深めたことが見て取れました。 この学びを踏まえ、生徒たちが今後のKoAにおける本格研究に邁進していくことを期待しています!
