令和4年度SSH研究機関研修を実施しました。

12月14日(水)、15日(木)の両日にわたり、最先端の科学技術や研究の現場に触れ、科学的知識や科学研究に対する理解・興味関心の増大を図るため、希望した生徒20名が関東地方でのSSH研究機関研修に参加しました。

 最初の訪問先であるJAXA筑波宇宙センターでは、実際にミッションを行っている探査機を操作する「日本実験棟『きぼう』運用管制室」を見学しました。次に訪れたCYBERDYNE STUDIOでは、身体機能を改善・補助・拡張・再生することができる世界初の装着型サイボーグであるHAL(Hybrid Assistive Limb)について、その機能と効果を学び、実際に装着して機能を体験しました。

 2日目は東京大学本郷キャンパスを訪れ、大学院工学系研究科の中須賀真一教授より、「産業の舞台としての宇宙」の研究についてご講義いただき、施設を見学しました。中須賀教授は本県にも定期的に来訪され、本校生徒も宇宙研究の登竜門である「缶サット」を指導されています。今回は実際に宇宙に飛んだシステムやこれから打ち上げ予定の筐体の制作現場を見学することができ、大いに刺激を受けることができました。別れ際には「ぜひ東大に!」という力強い励ましの言葉も頂戴しました。研修の最後には、国立科学博物館を訪れ、地球環境や産業の歴史について様々なジオラマや映像を通して学ぶことができました。

2日間を通して、大変密度の濃い研修となりました。参加した生徒は、これからの課題研究や進路実現により一層気持ちを強くしたようでした。