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 福井県立高志中学校は、高志高等学校との併設型中高一貫校で、2021年度に開校7年目を迎えました。2015年度に迎えた1期生が2021年3月に高志高等学校を卒業し、それぞれの道へと羽ばたいていきました。

 高志中学校は、第2ステージに入りました。これまでの取組を改善・発展させ、生徒がこれまで以上にワクワクしながら学べる学校となることを目指します。

 高志中学校の校訓「克己・創造・敬愛」は高校のものと同じで、目標をもって自律的・協働的に行動し新しいことにチャレンジできる人材育成を目指します。また、校歌も高校と同じで、「あめ地(つち)はわれらを待てり」「海山の花としならむ」といった歌詞のように、将来社会のリーダーとして活躍できる人材を育てることを目標としています。

 高志中学校にはたくさんの特徴があります。福井県では唯一の県立中学校で、各学年90名の生徒は県内の様々な地域から通っています。学習に関しては、独自の学習カリキュラムを編成しています。例えば、7限授業の実施等により、他の中学校に比べて3年間で350時間多く授業を行い、数学や理科では高校1年で学習する科目を中学3年次に先行履修します。また、「英語表現基礎」という科目で外国人教諭による単独授業を行うことで、英語のコミュニケーション能力を育てます。どの教科においても、高校で学ぶ内容を取り入れたり、生徒の意見・考えを引き出すことに焦点をあてたりしながら、授業を展開しています。さらに、「高志学」という探究的な活動を行う授業では、ふるさと福井について学ぶとともに、様々な視点から研究した内容を発表するなどの学習を通して、地域社会や世界の諸問題について考えたり未来の創造につながる課題を解決したりするために必要な思考力・判断力・表現力等を養います。

 学校行事等では、生徒が主体的に活動します。2020年度は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で様々な制約を受ける中、生徒たちは学校祭、合唱コンクール、高志交流祭(3学年合同の交流イベント)等の企画・運営を行ったり、中学校生徒会が高校生徒会を巻き込んで議論を起こし「掃除をしない日」を創設したりしました。

 何が起こるか予測困難な時だからこそ、生徒たちには新たなことに取り組みながら自分磨きを続け、様々な課題の解決に果敢に立ち向かっていける人に成長してほしいと願っています。私たち高志中学校の教職員は、多様性、好奇心、独創性、挑戦意欲といった高志中学生の強みを大切にするとともに、生徒が互いに認め合い、刺激し合い、協力し合いながら成長できるような働きかけを続けます。

福井県立高志中学校長 山内 悟

校長プロフィール

1964年11月生まれ。1983年3月高志高校卒業。1987年福井県立高校教諭として採用、羽水高校(1987-1996)、勝山高校(1996-2010)、高志高校(2010-2019)、三国高校(2019-2020)で勤務。2020年4月から現職。

校長メッセージ