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校長あいさつ

 

 

福井県立高志高等学校のホームページをご覧くださいまして、ありがとうございます。

本校は、昭和23年(1948年)に福井第二高等学校として開校し、昭和24年(1949年)に高志高等学校と改称されました。令和6年3月に75回目の卒業生を送り出し、現在3万人を超える卒業生が県内はもとより国内外の様々な分野で活躍しています。

本校は、校訓「克己・創造・敬愛」のもと、「国際社会および地域社会のリーダーとして貢献できる知徳体の調和のとれた人材を育成する」という教育方針に沿って、以下のようなさまざまな教育活動を展開しています。

まず、平成15年度に県内で初めて指定された文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール事業は、20年間にわたり改善を重ね、令和4年度に第Ⅳ期を終了しました。令和5年度から、第Ⅴ期「先導的改革型」指定校としての取組を行っています。また、平成26年度に県内で初めて指定された文部科学省スーパーグローバルハイスクールに指定された際に始めた、経済界との連携による探究的な学習、キャリア教育等を今も続けています。

平成27年度に県立高志中学校が併設されてからは、本校は、県立学校で唯一の併設型中高一貫教育校となりました。高志中学校から進学した生徒と他の中学校から入学した生徒が、学習、部活動、学校行事等で、切磋琢磨しながら高校生活を過ごしています。また、最大年齢差5歳の中学生と高校生が、同じ校舎で学び、同じ校訓や校歌で心を一つにし、お互いに刺激を受けながら、学校生活を送っています。令和5年度からは、高志中学校出身の生徒と他の中学校出身の生徒たちが1年次から同じクラスで生活する「混合クラス編成」を始めたことにより、生徒間の切磋琢磨や協働・共創の雰囲気がいっそう感じられるようになりました。

また、令和4年度の入学生より、従来の普通科に代わって「探究創造科」となりました。1年生が「探究創造科」、2・3年生が「人文創造科」「理数創造科」の各学科において、自ら問いを発したり試行錯誤したりすることを通して学びを続け、新しいものや文化を創ったり今ある問題を解決したりすることで社会づくりに貢献しようとする「高志の学び」を追求していきます。

このように、様々な新しい取組を行っているため、多くの方が本校に対して「活力あふれる」「先進的な」といったイメージを持ってくださっているようです。これからも、「高志らしさ」を継続していきたいと思います。

近年、様々な要因により、世の中の状況はますます難しいものになってきています。これからは、自ら考え自ら行動し、正解のない問題に「最善解」や「納得解」を提示できる人、価値観の異なる人々と協働して粘り強く課題解決に取り組める人が求められています。本校には、そうした人を育てるための学びに適した環境があります。「高志」でしか学べないもの、「高志」だからこそ経験できることがあります。

小学生の皆さん、ぜひ高志中学校への進学を視野に入れてください。中学生の皆さん、ぜひ高志高校の進学を検討してください。高校と中学校の教職員が一丸となって、皆さん一人ひとりの夢や目標の実現に向けた取組を応援します。

産業界・大学界の皆様、同窓会の皆様、高志高校にご期待いただくとともに、引き続きご支援をお願いします。皆様が求める人、皆様に続く人を輩出できるよう、中高6年間、高校3年間の教育に今後も力を注いで参ります。

高志高等学校

校長 山内 悟

校長プロフィール

1964年生まれ。1983年3月高志高校卒業。1987年福井県立高校教諭として採用、羽水高校(1987-1996)、勝山高校(1996-2010)、高志高校(2010-2019)、三国高校(2019-2020)で勤務。2020年から高志中学校校長、2022年4月から現職。

校長メッセージ

校則見直しの取り組み

本校では、令和2年度から約1年間をかけて校則改正に取り組んできました。

令和3年度には、校則検討委員会を設置し検討を重ね、生徒・教職員だけでなくPTAや同窓会の方々の意見を聞く場も設けました。さらに、全生徒・全教職員に対するプレゼンテーション、生徒・保護者に対するアンケートの実施を経て、令和4年1月に新校則施行となりました。

校則改正の方針とねらい

方針

  • 人権等に配慮し、服装や頭髪に関して細かに制限している記載をなくす。
  • 校外の活動に関する記載をなくす。

ねらい

  • 自他ともに安心安全に過ごすことができる学校環境をつくることを前提に、生徒が自分で適切な立ち振る舞いを判断できる校則を作成する。
  • 生徒の人権を侵害するおそれのある校則を撤廃する。

これまでの経緯

令和2年度

生徒代議員会が生徒から意見を集約し、校則の改正案Ver.1を作成する。

令和3年度

〇校則検討委員会(生徒+教員)を組織し、改正案Ver.1をベースに議論を始める。

  • 県のルールメイカー育成プロジェクトと連携し、株式会社akeruの方にも協力を仰ぐ。

〇2021.05.27 第1回校則検討委員会

  • 委員の顔合わせ、方針・ねらいの確認、改正案Ver.1の確認を行う。
  • 改正案Ver.1に対する意見等を各部署・各学年へ依頼する。

〇2021.06.21 第2回校則検討委員会

  • 各部署・各学年から集約された意見について議論し、改正案Ver.2を作成する。

〇2021.09.17 第3回校則検討委員会

  • 株式会社akeru主催でワークショップを行う。
  • 生徒有志、PTA、同窓会から参加者を加え、改正案Ver.2の5つの項目について議論する。

5つの項目

  • 登下校の服装
  • 制服の選択制
  • 携帯・スマホ誓約書の廃止
  • 校外活動
  • 集会や外泊
第3回会議の様子

〇2021.10.08 第4回校則検討委員会

  • 第3回の議論を反映し改正案Ver.3を作成する。

〇2021.10.25 第1回改正案プレゼンテーション

  • 全高校生と全教職員に改正案Ver.3を説明し、質疑応答を行う。

第1回プレゼンの様子

〇2021.10.27 第5回校則検討委員会

  • 第1回プレゼンテーションで出された意見や質問への回答を議論し、改正案Ver.4を作成する。

〇2021.11.18 第2回改正案プレゼンテーション

  • 全高校生と全教職員に改正案Ver.4を説明する

〇2021.12月上旬 生徒対象アンケートの実施

  • 賛成が90%以上を占め、再検討が必要となる結果は出なかった。

〇2021.12.14 校則検討委員会から校長へ請願

  • 生徒代表と教員代表が、改正案Ver.4をもって校長に改正の請願を行う。
  • 「保護者対象アンケートも実施し、その結果を見て最終判断」との回答をえる。

〇2021.12月下旬 保護者対象アンケートの実施

  • 賛成が90%以上を占め、再検討が必要となる結果は出なかった。

〇2022.01.17 新校則施行

今後の取り組み(予定)

  • 校則検討委員会、生徒会執行部、風紀委員会を中心に経過観察を行う。
  • 一定期間後、改正後の変化や問題点等を問うための生徒アンケートを実施する。
  • 必要に応じて改正箇所の再検討や、更なる改正の検討を継続して行う。