「希望学」若者の夢プロジェクト 谷崎由依さん講演会が行われました

1月27日(金)6限目、本校の第二体育館で「希望学※」若者の夢プロジェクトと題し、谷崎由依さんの講演会が行われました。

谷崎由依さんは福井市出身の小説家・翻訳家で、2007年には「舞い落ちる村」で第104回文學界新人賞を受賞された方です。

谷崎さんは講演の中で、中学生の間に自分の進路を決めてもいいけれど、面白いと思うことに貪欲に生きることが大切。人と違うことを気にせず、自分のやりたいことを貫くことで夢に近づく、と語ってくださいました。また、「自分が覚えている一番古い記憶は何か?」と生徒に問いかけ、何か話を書いてみたいけれども何を書くといいのか迷う時は、自分の中を覗いてみること、そして一行で書けることを詳しく描写してみるとよいことをアドバイスしてくださいました。

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講演会の後、谷崎さんとの座談会が行われ、希望生徒が参加しました。プロの小説家と直接お話ができる貴重な機会ということで、参加生徒は目を輝かせてお話を聞いたり質問したりしていました。

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※希望学とは東京大学社会科学研究所で始められたプロジェクトで、希望とは何か、どのような社会に希望は生まれるのかなどを研究する学問です。平成21年度から福井県と東京大学社会科学研究所では、福井県を調査地として「希望学福井調査」を実施しています。平成25年度より、子どもたちの地域への誇りや愛着を育むことを目的に、調査を通じて発見された「希望の物語」をテーマとして希望学講座を、中学生を対象に実施しています。