3学年 シンガポール研修を行いました。

 11月6日(水)から10日(日)にかけてシンガポール研修を行いました。本研修は、海外での生活や現地学生等との交流を通じて国際感覚や3年間学んできた「使える英語」の実践や高校2年次の選択型研修や将来の海外進学・留学の短期トライアル、また、シンガポールの歴史や文化等を学ぶことで多様なものの見方や価値観を身に付け、「ふるさと福井」の未来の在り方について考える機会とすることを目的としています。そして、これまでは3月に行っていましたが、今年度より11月の実施となりました。
 1日目は、貯水施設である「マリーナ・バラージ」を訪れ、ホテルマリーナ・ベイサンズを背景に集合写真を撮影しました。
 2日目は、シンガポールの班別研修として現地大学生のガイドのもと、グループごとに考えたルートを散策しました。その後、広大な植物園である「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」を訪れてガイドツアーや自由見学を行いました。また、「ウォー・メモリアル・パーク」を訪れた際には、第二次世界大戦中、日本の占領下に置かれていたシンガポールの人々の慰霊の塔を見学しました。
 3日目は、4社に分かれて企業訪問研修を行いました。その後、シンガポール国立大学理数学校(NUSH)との交流では、お互いの文化を紹介したり、国連の持続可能な開発目標である「SDGs」について、自分たちが考えるプランを話し合ったりしました。
 4日目は、シンガポール国立大学(NUS)で「グローバリゼーション」についてオールイングリッシュでの授業を受け、グローバリゼーションに対する理解や肯定派、否定派に分かれてディベートを行いました。最後に、大型観覧車シンガポール・フライヤーに乗車して景色を眺めながら、研修で訪れた地を振り返りました。
 生徒たちは事前学習や部門ごとの準備を進め、それぞれが自分なりの目標を持って研修に臨みました。また、各研修先では、これまでの高志学や英語等での学びを生かし、現地の人々と積極的にかかわっていました。今回の研修での学びや経験を残りの中学校生活そしてその後の高校進学に向けてつなげていってほしいと思います。